ヨソモノ意識

なんとなく疎外感を感じるときっていうのが結構あります。年を経ることに神経がずぶとくなっているので、最近では「そんならべつにいいわ〜」って感じで乗り切れるのですが、まだ思春期の頃とか結構堪えた記憶があります。


最初に痛烈に感じたのは、中学生なりたてくらいのとき。先輩後輩という上下間の関係がうまくとらえられず、すぐ上の女子の先輩にすごく冷たい態度をとられたことがありました。小学校の延長みたいなかんじでなれなれしいのが気に障ったのでしょうね。今でこそわかりますが。今もあるのかなあ、先輩の姿が見えなくなるまで挨拶しろとか、馬鹿馬鹿しい伝統がありました。


つぎは、転校した先の中学校で。軽くイジメってやつです。受験ストレスのはけ口にされたところもあるなあと思います。転校生ってのはいじめやすいみたいですね。土地のしがらみが無い分、ターゲットにされやすいというか。で、気持ちより先に体が負けてしまって、しばらく学校休みがちになってたこともありました。学校側もどうしていいかわからなくて、おろおろしてたような印象がありました。実際はどうだったのかなあ。保護者の立場でそういうことになったわけではないので、学校側とかと親がどういうやり取りをしたのかは明確に覚えてません。


しかし、なぜか勉強には執着できたので、それまで大嫌いだった数学が得意になったという思わぬ収穫があったりしました。人生どう転ぶかわからんもんです。とにかく、中学を早く卒業したい一心だったので、執着も無く、とっとと高校に行きたかったのしか覚えてません。まあ、その高校受験もひと悶着あったりしたのですが、高校時代はもうそれこそ楽しくて、今までの人生で一番楽しかったってくらい、自分としては充実しておりました。(つまり好き勝手してたってことですねw)


細かいのはまだいくつかあるんですが、次は大転機。海外赴任が決まったとき!
相方には怖いところだと脅かされ、ジーパンをはいて買い物に行ってはいけないとか(大昔の情報なので、今は普通にはいて買い物いってますよ、当然)身を小さくして生活しろとか、もう、ものすごく窮屈なところに送り込まれる!と勘違いしておりました。偏見もったまま、こちらにわたってきてしばらくは誰ともお友達になれない〜(涙)と思ってたのですが、そんなことはありませんでした。まあ、きょうだいがいたり、なかなか一緒に遊べなかったりするのがちょっと悲しいところではありますが・・・。


ここに居る以上はある程度ヨソモノ意識はもってたほうが、いいのかなって気もします。日本に帰ってもある意味地元のない人間にはついて回るものかもしれません。東京都出身ということになっている、心は道民、みきままの戯言でした。